アルテック チェア69の中古市場|平均¥62,674、だが¥30,973〜¥121,000の幅に注意
アルヴァ・アアルトが1935年にデザインしたチェア69。フィンランドの食卓に何十年も寄り添ってきたこの椅子の中古市場を、21件の取引データから分析する。
21件が物語る市場の厚み
直近30日間で21件。チェア69は中古市場で最も活発に取引されるアルテック製品の一つだ。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 平均落札価格 | ¥62,674 |
| 最低落札価格 | ¥30,973 |
| 最高落札価格 | ¥121,000 |
| 取引件数 | 21件 |
初回判定で「平均的な価格帯」。21件/月の取引があるということは、約1.4日に1件のペースで売買が成立していることになる。
¥30,973と¥121,000の間にあるもの
約4倍の価格差。チェア69でこれだけの幅が生まれる最大の要因はセット売りだ。
チェア69はダイニングチェアとして複数脚セットで使われることが多い。4脚セットでの出品は総額が高くなるが、1脚あたりの単価は下がる。一方、状態の良い単品は1脚¥40,000〜¥60,000が中心帯だ。
その他の価格変動要因:
- フィニッシュ:ナチュラルバーチが標準。ホワイトラミネートや限定色は上乗せあり
- 座面の状態:オリジナルの座面が綺麗に残っているか
- ヴィンテージ度:フィンランド製の年代物は現行品より評価が高い場合がある
- 脚のガタつき:接合部の緩みは減額要素
¥121,000の取引を読む
¥121,000での落札は、おそらく2〜4脚のセットか、特に状態の良いヴィンテージ個体だろう。チェア69の新品価格は1脚約¥8万前後であることを考えると、状態次第では新品に迫る価格がつくこともあるということだ。
取るべきスタンス
21件の取引があるということは、市場に出入りが活発で流動性が高いということ。これは買い手にとって有利な環境だ。
購入者:急ぐ理由がない。21件/月の流通があるなら、自分の条件(色、脚数、状態)に合った出品が近いうちに見つかる可能性は高い。¥40,000〜¥55,000で単品の良品を探すのが効率的だ。
売却者:競合出品が多い環境なので、差別化が重要。写真の質(座面のアップ、脚の接合部、背面のスタンプなど)と丁寧な説明が、平均¥62,674を上回る売却につながる。
市場は安定しており、大きな波は来ない。時間を味方につけて、納得のいく取引を見つけよう。
このデータはKaguMetricsが毎日集計する実取引データをもとに作成しています。
