Artek スツール 60 ラッカー仕上げ|14件の取引に見る北欧名作スツールの適正価格
世界で最も有名なスツール――そう呼んでも過言ではないだろう。アルヴァ・アアルトが1933年にデザインしたスツール 60は、L-レッグの曲木技術とミニマルな造形で、90年以上にわたり世界中の空間を彩ってきた。
そのラッカー仕上げモデルの中古相場を見てみよう。
14件のデータが語ること
直近30日間の実績:
- 平均落札価格:¥30,875
- 最低価格:¥21,152
- 最高価格:¥44,618
- 取引件数:14件
¥21,152と¥44,618の差は約2.1倍。この程度の幅であれば、市場は「おおむね合意形成ができている」と言ってよい。
14件という取引数も申し分ない。月に3〜4回は出品がある計算で、選択肢に困ることはないだろう。
ラッカー仕上げの中古、何をチェックするか
スツール 60は構造がシンプルなだけに、チェックポイントも明確だ。
天板の傷と塗装の状態: ラッカー仕上げは使用に伴い傷がつきやすい。深い傷や塗装の剥がれは価値を下げる。逆に、使用感のある「味わい」として評価される場合もあり、ここは買い手の好み次第。
脚部の接合: L-レッグの曲木部分にクラックや接合の緩みがないか。構造に関わる部分なので、見逃せない。
カラー: ラッカー仕上げには多数のカラーバリエーションがある。定番色は流通が多く安定価格、廃盤色やリントンなど特別仕様は高値になる傾向。
¥30,000前後は「買い」なのか
結論から言えば、妥当な価格だ。 Artekの正規品として考えれば新品比で十分にお手頃であり、かつスツール 60は実用性が極めて高い。サイドテーブル、植物台、来客用の椅子――使い道は無限にある。
ただし「今すぐ買わなければ」という緊急性はない。相場は安定しており、14件の取引が示すとおり供給も潤沢だ。
自分の欲しいカラーが出るのを待つもよし、¥25,000以下の掘り出し物を狙うもよし。時間を味方につけた買い物ができる環境だ。
売り手へ
¥30,875が現在のベンチマーク。状態が良ければ¥35,000〜¥44,000での成約も実例として存在する。
スツール 60は写真映えする製品なので、シンプルな背景で天板と脚部が綺麗に見えるショットを用意したい。カラー名を正確に記載することも、ターゲット買い手に見つけてもらうためには欠かせない。
このデータはKaguMetricsが毎日集計する実取引データをもとに作成しています。
