Artek テーブル 81A、平均落札¥109,443の「踊り場」に到達
アルヴァ・アアルトの代表作のひとつであるArtek「テーブル 81A」。北欧モダンの真骨頂とも言えるこのテーブルが、中古市場で平均的な価格帯に落ち着いた。初回判定から数値が安定してきたことで、市場はひとつの「踊り場」に差し掛かっている。
取引データの概要
直近30日間に12件の落札が確認された。
- 平均落札価格: ¥109,443
- 最低価格: ¥21,813
- 最高価格: ¥198,000
最安と最高の差は約9倍。Artekのプロダクトは、製造年代・天板の素材(バーチ / リノリウム)・脚の状態などで評価が大きく変わるため、この幅はある意味で妥当だ。ただし、平均値だけを見て「約11万円が相場」と判断するのは早計である。
今は「待ち」のフェーズ
なぜ様子見が正解なのか。
まず、12件のデータでは中央値と平均値の乖離が読みにくい。¥21,813のような外れ値が平均を引き下げている可能性がある。逆に、¥198,000の高額取引が平均を押し上げている面もある。相場の実態を掴むには、もう少しデータの蓄積を待ちたい。
次に、Artekの中古市場は季節変動の影響を受けやすい。引越しシーズンや年末年始の出品増減が相場に反映されるため、少なくとも1〜2ヶ月の推移を追うことで、より正確なトレンドが見えてくる。
具体的なアクションプラン
¥80,000以下で出品されている個体に注目。 12件中、平均を大きく下回る取引が存在する以上、状態次第では割安な買い物ができるチャンスがある。ただし安すぎる場合は、天板の傷・脚のガタつき・リペア痕がないかを入念にチェックすべきだ。
売り手は¥100,000〜¥130,000の価格帯を意識。 平均¥109,443を基準に、商品状態に応じた値付けを。アアルトのデザインストーリーや、フィンランド製であることの価値を商品説明で伝えることで、上位価格帯での成約率が上がる。
投資目的ならまだ早い。 価格の方向性が定まっていない現段階では、投機的な購入はリスクが高い。データが厚くなるまで待ち、トレンドが見えてから動いても遅くはない。
このデータはKaguMetricsが毎日集計する実取引データをもとに作成しています。
