Carl Hansen CH72デスク——¥21,373から¥161,000まで、7倍の開きが語ること
ハンス・J・ウェグナーが手がけたCarl Hansen「CH72デスク」。北欧デザインの真髄とも言えるこのデスクの中古市場が、平均的な価格帯に移行した。だが「平均」という穏やかな響きとは裏腹に、市場の内実はかなり複雑だ。
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直近30日間のデータはこうだ。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 平均落札価格 | ¥58,354 |
| 最低価格 | ¥21,373 |
| 最高価格 | ¥161,000 |
| 取引件数 | 8件 |
¥161,000の取引と¥21,373の取引が同じ月に成立している。この7倍以上の開きは、CH72デスクの中古市場が「均質な商品の取引」ではなく、「一点モノの品定め」に近い性質を持っていることを意味する。
¥58,354は信頼できる数字か
率直に言えば、微妙だ。8件のサンプルでは外れ値の影響が大きい。¥161,000の1件を除外すれば平均は大きく下がるし、¥21,373を除外すれば上がる。「約6万円が相場」というよりは、「¥20,000台から¥160,000台まで、何が出てもおかしくない」と理解した方が正確だろう。
この不確実性こそが、今は様子見が正解である理由だ。
購入を考えている人へ
CH72デスクは、ウェグナーのデザインの中でも比較的コンパクトで使い勝手が良い。しかし現在の市場環境では、焦って手を出すメリットは薄い。
- まずは¥40,000〜¥60,000のレンジで、状態記載が詳しい出品を探す
- 天板のオイル仕上げの状態、引き出しの動作、脚部の傷は最低限確認する
- ¥20,000台の超安値個体は、リペアが必要なケースも想定しておく
売却を考えている人へ
¥161,000での成約実績があるということは、コンディションが良ければ高値も夢ではない。ただし8件中1件の事例を根拠に高値設定するのはリスキーだ。
¥50,000〜¥80,000を現実的なターゲットとして、Carl Hansenの品質とウェグナーのデザインストーリーを丁寧に伝える出品を心がけよう。
このデータはKaguMetricsが毎日集計する実取引データをもとに作成しています。