コンテッサが平均的な価格帯に転換|今が様子見時?
テレワークブームの「その後」を映す鏡
オカムラ「コンテッサ」。テレワーク全盛期に飛ぶように売れた高級オフィスチェアの中古市場は今、静かな転換点を迎えている。
数年前の在宅ワーク環境整備ブームが落ち着き、「プレミアムチェアを何が何でも手に入れたい」という需要は一巡した。代わって、「質の良い中古チェアを適正価格で買いたい」という実需ベースの市場が形成されつつある。
数字で読む現在地
直近30日で24件の取引が成立し、平均落札価格は**¥43,148**。
ここで注目すべきは価格の幅だ。最低**¥20,000から最高¥92,260**まで、4倍以上の開きがある。同じ「コンテッサ」でも、年式・メッシュの状態・ヘッドレストの有無・ランバーサポートの種類で、評価は天と地ほど違ってくる。
この価格幅こそが、今の市場を「様子見時」たらしめている最大の要因だ。焦って¥50,000で買ったものが、実は¥30,000の個体と大差なかった――そんな「割高掴み」のリスクが潜んでいる。
動かない理由を3つに整理
- 急騰も急落もしにくい — 平均的な価格帯への転換は、市場の成熟を意味する。劇的な変化は当面期待できない
- 個体差の影響が大きい — ¥43,148はあくまで平均。自分のチェアがどの価格帯に位置するか、客観的に見極める時間が必要
- 90日データ待ち — 中期トレンドが判明すれば、より確実な判断ができる。向こう2〜4週間は観察に徹しよう
賢い振る舞い方
買い手は、¥43,148を基準に状態の良い商品を選別する余裕がある。売り手は、相場を理解した適正価格を設定すれば、スムーズな成約につながりやすい。
今は急ぐべき時ではない。市場を正しく読み、最適な一手を打つための「知的な待機期間」と位置づけたい。
このデータはKaguMetricsが毎日集計する実取引データをもとに作成しています。