チューリップチェアが平均的な価格帯に転換|今が様子見時?
エーロ・サーリネンが1956年にデザインしたチューリップチェア。「脚の森を解消する」という発想から生まれたこの一脚足の椅子は、Knollの代表作として中古市場でも常に一定の支持を集めている。
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直近30日間の取引実績は以下のとおり。
- 平均落札価格:¥54,403
- 取引件数:5件
- 最低価格:¥21,714
- 最高価格:¥118,440
5件という取引件数は率直に言って少ない。そしてこの件数で¥21,714から¥118,440まで約5.5倍の幅があるという事実は、「チューリップチェア」という一つの名前の下に、まったく異なる商品価値の個体が共存していることを物語る。
動かない理由
サンプル数が心もとない。 5件のデータで相場のトレンドを読むのは危険だ。次の5件の結果次第で平均値が大きく変動する可能性がある。
個体差が大きすぎる。 ¥21,714の個体と¥118,440の個体では、状態・色・購入元のいずれか(あるいはすべて)が異なるはず。平均値だけを見て売買判断をするのは適切ではない。
急変の兆候がない。 大きな値上がりも値下がりも起きていない「凪」の状態。この穏やかさは、焦る必要がないことの何よりの証拠だ。
状況別の行動提案
買いたい人: ¥40,000〜¥60,000のレンジで状態の良い個体が見つかればチャンス。ただし、Knoll正規品かリプロダクトかの見極めは必須。正規品なら将来的なリセールバリューも期待できる。
売りたい人: 平均¥54,403は悪くない水準だが、¥118,440という高値取引の事例が示すように、商品の来歴や状態を丁寧にアピールすれば大幅な上振れも狙える。急いで手放す必要はない。
まとめ
チューリップチェアの中古市場はデータ蓄積の途上にある。今は無理に動くフェーズではなく、情報を集めて自分の理想条件を固めるフェーズだ。次の判定結果を待ちつつ、納得のいく取引を追い求めよう。
このデータはKaguMetricsが毎日集計する実取引データをもとに作成しています。

